シティリーグ2021~2022シーズン総括 CSP最終465
こんにちは、まつです。福岡で紙やってます。今回はシティリーグのポイントレースを走って、暫定5位という結果を残すことが出来ました。正直、プレイヤーの強さ自体は同じくらいポイントを持っている人とはかけ離れており、会場選択やデッキ選択でこつこつポイントを稼いだと思っているため、その結果のまとめと、私自身がシティリーグをどのように考えていたかを書いていきます。
参考までに今までのCLの成績はこんな感じです。
JCS2018 7-3
CL千葉2019 1-3
CL福岡2022 4-3
もくじ
1.シティリーグの結果
2.今シーズンのシティリーグの形式について
3.シティリーグの会場選択について
4.シティリーグのデッキ選択について
5.おわりに
1.シティリーグの結果
シーズン1 2020/11/23 北九州
使用デッキ:タチフサグマ ベスト4
〇 ムゲンダイナ
〇 ジュナイパー
〇 タチフサグマ
× イオルブガノン
〇 三神ザシアン
4位
〇 レシリザ
× 小ズガ
tristandacunhaisland.hatenablog.com
シャイニースターが出た後の環境です。環境的には三神ザシアンと小ズガ、セキタンザンが多かった覚えがあります。あとはTAGTEAMが多かったです。
シーズン2 2020/12/28 福岡
使用デッキ:セキタンザンVMAX 優勝
〇 マッドパーティ
〇 イオルブガノン
〇 炎MM
〇 マルヤクデ
2位
〇 ザシアンザマゼンタ
〇 三神ザシアン
〇 ムゲンダイナ
tristandacunhaisland.hatenablog.com
環境は前のシティと一緒で、以前三神と小ズガ、セキタンザンが強い環境でしたが、若干メタゲームが違っていた印象です。
前日まで違うデッキで出ようと思ってましたが、事故りすぎて自身無くして、前日に同じきゅーぽけのありが優勝したレシピを深夜にもらって、回し方だけ覚えて出ました。トナメで小ズガを避けられたのが勝因です。
シーズン4 2021/11/23 福岡
使用デッキ:クワガノン ベスト4
〇 ゲンガー
〇 タチフサグマ
〇 ゲンガー
〇 三神ファイヤー
× ハピナス
7位
〇 リーフィアVMAX
× 三神ファイヤー
福岡シティリーグベスト4でした
— まつ (@22hypermatsu) 2021年11月23日
一撃ゲンガー 先◯
タチフサグマ 後◯
一撃ゲンガー 先◯
三神ファイヤー 先◯
ハピナス 先×
予選7位
リーフィア 先◯
三神ファイヤー 先×
ベスト4
強いレシピもらったのに最後事故り散らかして負けた、、、まじで悔しい pic.twitter.com/8ZiZ5x7NjL
フュージョンアーツ後の環境です。連撃ウーラオスや黒馬、クワガノン、三神が強い環境でした。ミュウも使われていましたが、まだデッキが完成していない印象でした。
クワガノンが一番強いと思っていたので握りました。結構有利対面引けておいしかったです。
アディショナル2 2022/1/5 福岡
使用デッキ:クワガノン ベスト4
〇 インテレオンVMAX
〇 ムゲンダイナ
〇 ミュウ
〇 白馬
2位
〇 連撃ウーラオス
× ミュウ
シティリーグ福岡ベスト4でした、また準決で事故って悲しい、、、
— まつ (@22hypermatsu) 2022年1月5日
◯ 連撃インテ
◯ ムゲンダイナ
◯ ミュウ
◯ 白馬
4-0で決勝
◯ 連撃ウーラオス
× ミュウ pic.twitter.com/fhHjgtoeXh
前と同じ環境です。連撃ウーラオス対面は何とかなったのですが、ミュウ相手に事故りました。サイドから引くカード次第で1/4勝ちが拾えてたのもったいなかったです。
シーズン5 2022/3/13 熊本
使用デッキ:ダークライVSTAR ベスト8
〇 アルセ連ウー
〇 アルセ連ウー
〇 ミュウ
〇 ミュウ
2位
× ダークライ
シティリーグ熊本ベスト8でした
— まつ (@22hypermatsu) 2022年3月13日
◯アルセウス連撃
◯アルセウス連撃バレット
◯ミュウ
◯ミュウ
4-0でトナメ
×ダークライ
あと1歩が勝てなくてとても悔しい
練習に付き合ってくれた方々ありがとうございました、ダークライは環境入るくらいのパワーあります pic.twitter.com/azu2hm2ca7
最近の環境です。ミュウとアルセウス〇〇、悪が多かったです、ミノマダムが話題になったシーズンです。アルセウス単で行こうと思っていましたが、前日の自主大会で初手にエネが貼れない&ゲンガーに分からされて突如持ちデッキが無くなりました。知り合いのデッキを参考にして何とか決勝トナメに行きました。
シーズン6 2022/5/22 熊本
使用デッキ:パルキアVSTAR 優勝
熊本シティリーグ優勝しました!
— まつ (@22hypermatsu) 2022年5月22日
◯ミュウ
◯ドレディア
◯白馬パルキア
◯パルキア
4-0 1位で決勝
◯ハピナス
◯ミュウ
◯ミュウ
csp465(トレリ走ったら)で世界権利確定しました pic.twitter.com/gpPClf9ppJ
今の環境です、ミュウパルキアの2トップで、パルキアで行こうと1週間前から決めていました。
2.今シーズンのシティリーグの形式について
今シーズンのシティリーグのポイント制度は以下の通りです。
そもそもCLとシティリーグでは根本的な違いがあります。「全員が同じ会場で戦うわけではない」ことです。
ここで重要なことは「参加人数32人と64人の大会では上位のCSPが変わらない」ことです。単純計算で参加者64人の大会は32人の大会より1勝多く勝たないと同順位に入ることはできません。予選でも4勝1敗が必要です。ここから16人トナメで優勝するには8勝1敗が要求されます。もしくはベスト16までが決勝進出で、運良く予選3-2で上がれてもあと4勝必要で、7勝2敗の要求です。
一方参加者32人の大会は3勝1敗で決勝に進出することが可能です。決勝トーナメントの事を考慮すると6勝1敗で100ポイント取ることが可能です。
今回のWCSのボーダーは400程度、スタートダッシュ無し、トレリ60で考えると340p必要で、これは平均ベスト4(50p×6=300p)以上を要求されていたことがわかります。ちなみにスタートダッシュポイントはクソです。私は持っています。
JCS優先権のボーダーの200位に関しても290p必要でトレリ60で考えると230p必要で、ベスト4を4回とベスト8を1回でギリ届かないくらい、若しくは優勝2回+αなど、上位入賞が複数回必要であることは明らかです。
次に上画像について、32人規模、64人規模で全勝者2人になるまでのスイスドローだと、オポ落ちが発生する可能性があります。オポ落ちについて軽く説明すると、ポケモンカードの大会では、勝ち数が同じだった時、戦った相手がどれくらい強かったかの指標で順位を決定します。そこでオポネント(対戦相手)の勝率の平均を出して順位に反映するということです。
オポネントは、最初の方で負ければ負けるほど低くなる傾向にあります。例えば1回戦目で負けて、残り3戦を全勝して3-1だった場合、2,3,4戦目に当たる相手は2敗以上していることになります。そして最終成績を出した場合、オポネントが低くなる傾向があり、上位8人に入れないということが発生します。「1戦目に負けた時点で予選突破が出来ない可能性が高くなる」ということです。
以上の前提からシティリーグの会場選び、順位の目標について
①32人規模の大会に出場する
②初戦を安定して取れるパワーの高いデッキを選ぶ
ことが重要であるいえます。
実際私はデッキパワーの高さに重点を置いて、予選突破を確実にする方向で努力しました。予選では、
シーズン1 4-1(4戦目負け)
シーズン2 4-0
シーズン3 4-1(5戦目負け)
シーズン4 4-0
シーズン5 4-0
シーズン6 4-0
とかなり安定して勝てました。自分でも出来すぎだと思います。
決勝トーナメントに進んだ後は運が絡みます。そもそも上手い人が多く残りますし、1敗したら終わりなので祈りましょう。毎回トナメに出られれば、いつか優勝できます。
決勝トーナメントは
1◯×
2◯◯◯
3◯×
4◯×
5×
6◯◯◯
で合計9-4で、予選に比べると勝てませんでした。
3.シティリーグの会場選択について
先ほど32人規模の大会に出た方が良いという話をしましたが、もう少し掘り下げて話します。
もし32人規模の大会であったとしても避けるべき会場、または64人規模でも出場を狙っても良い場合があると考えます。
基本的な考えとしては
①強い人が密集する場所を避ける
②64人規模を避ける
この2点になります。
ー常連が多くついている店舗&その店舗でのシティリーグの開催回数が少ない場合ー
32人であっても絶対に行くべきではないです。理由は簡潔に言うと強い人が多く参加するからです。ジムバトルが盛んに行われている店舗でシティの開催数が少ないと、常連は自ずと1つのシティリーグに集中します。予選3-1が要求されているのに1回戦目からゲームを理解している人とバンバン当たると、それだけ進出率は下がります。プレイングや練度が拮抗している人とは決勝トーナメントや、予選最終戦までは出来るだけ当たりたくないです。
私が福岡で活動しているため福岡近辺で例を出すならば、カー◯キン◯ダム博多◯吉店です。レベルの高い参加者の密度が桁違いです。シティリーグを楽しむために参加することには何の問題も無いですが、ポイントを取りに行くのであれば避けるべきです。
ー同店舗でのシティリーグの開催数が異常に多い場合ー
参加候補です。理由は先程の逆で、よくジムバトルに参加している常連が分散するからです。普段はあまり対人戦をしない参加者が多いと自ずと平均レベルは下がります。予選序盤でコケることが少なくなり、決勝トーナメントに進出しやすくなります。
福岡でいうとオ◯タン福岡◯神店は開催数が多く狙い目です。
ーそもそもプレイヤーが少ない地域の場合ー
狙い目です。プレイヤーが少ないと参加者の平均レベルが低くなる傾向にあります。と言うことはそれだけトーナメントに進出できる確率が上がります。ここで問題点が1つあって、自分の活動地域以外の場所では、どのデッキが多いなどの情報が集めにくく、またメタ外のデッキが多くなる、環境が2週間くらい遅れているなど、その地域特有の考慮すべき情報が増え、メタゲームの考察が機能しないことがあります。今週は超が多かったから悪を持っていこう、と思ったら先週流行った闘ばっかだった、みたいなことが起こる可能性があります。
活動地域以外のシティに参加する場合は、ある程度その地域の傾向を集められることも大切です。
福岡から見ると熊本、宮崎、長崎、山口のシティリーグがこれに該当します。
ー中心地の64人規模大会ー
1周回って参加候補です。理由は簡単で、世界やJCSを狙っている強い人が、地方の32人規模の大会に出たがるからです。私はこれをドーナツ化現象と呼んでいます。思わぬ場所に穴場があったりするので、遠出したくない人や、そもそもそんな時間がない人は突っ込んでみるのもアリだと思います。
以上から、私がシティリーグを選ぶ際の大まかな基準(福岡市在住視点)は
福岡の32人シティ…あり
福岡の64人シティ…無くはない
北九州の64人シティ…無し寄り(強い人が多いため)
長崎、熊本の32人シティ…あり
山口の32人シティ…無くはない(北九勢もいるので諸説)
宮崎のシティ…遠い
4.シティリーグのデッキ選択について
強いデッキを握りましょう。
変にメタ考察したデッキより、自分が一番強いと思うデッキを持っていった方が勝てます。
デッキ選択基準として以下の条件を意識しました
① デッキパワーが高い
② シェアの高いデッキに不利を取らない
③ 理不尽ムーブが存在する
①デッキパワーが高い
変にメタったデッキを持っていっても、安定して決勝トーナメントに進出することは難しいです。その理由として、前述した予選1回戦目が非常に重要であることが挙げられます。予選1回戦目は上手い人と当たる確率も低いですが、その分何のデッキと当たるか分からないブラックボックス状態でもあると言えます。特定のデッキをメタったデッキだと安定して勝つことが出来ません。
②シェアの高いデッキに不利を取らない
当たり前ですが一応。シティリーグでは1回負けていいですが、逆に言うと1回しか負けられません。予選で1回、若しくは2回以上当たることが予想されるデッキは絶対に握れません。1回の負けはTier2以下の不利デッキを引いた時か、自分が事故負けする時に取っておきたいです。
③理不尽ムーブが存在する
ある程度自分の回りだけで勝ちをもぎ取ることが出来るデッキの方が、考えることが少なくプレミも起き辛く、イージーウィンできる可能性が上がります。例えばミュウのメロディアスエコーやボス連打、パルキアのスイッチャー2回+ボスなどがこれに該当します。
以上のことを、私自身が選択した例と絡めながら解説します。
シーズン1 タチフサグマ
この時はシティリーグをどう戦うか全くノープランであったため、64人以上の規模の北九州シティに出ました。環境的には三神にイージーウィンできる、小ズガにも有利が取れる、大型が出てきてもイベヤミラミで何とかなるなど意外と対応力の高いデッキでした。苦手なガノンやイオルブ、ジュナイパーは1回しか踏まないだろうと思っていましたが、2回踏みました。
シーズン2 セキタンザン
せっかくベスト4+スタートダッシュポイントを持っていたので、32人規模の大会に出ようと思い始めました。
三神にジラーチ♢込みで有利が取れており、カルゴのおかげで安定性もあるデッキでした。イオルブガノンを前日まで練習していましたが、プレイング次第で石炭が勝てることが判明したので石炭を握った裏設定があります。
シーズン4アディ2 クワガノン
三神対VMAXの環境に急にクワガノンが飛び込んできた印象です。サイドを2-2-2で取りやすくポケモンVに対してほぼ全対面有利、チャーレムのヨガループによるベンチバリアミュウの突破と理不尽ムーブの押し付けができる最強デッキでした。
シーズン5 ダークライ
ミュウとかアルセウスの時代です。
ダークライはデッキパワーの割にあまり知名度が無いため相手のプレミを誘えるだろうという算段で持って行きました。環境トップのミュウに100%勝てるようにディアンシーを2投しました。
シーズン6 パルキア
こんなにもデッキ選択が簡単なシティはありませんでした。パルキア全対面有利なのでパルキアを持っていきました。
5.おわりに
来シーズンからシティリーグで競技としてのポケカをプレイしようと思っている方へ
ー構築を相談できる、練習できる相手を見つけるー
これが一番大事です。たくさん対戦しましょう。
私の感覚ですが、ジムバトルに出るだけでは物足りないです。仲良くなった人とフリー対戦をしたり、公認、非公認イベントに参加したりして交友関係を広げましょう。
練習相手は自分と同じか、上手い人が望ましいです。上手い人と練習することでプレイングが磨かれるというのがありますが、あまりにも実力がかけ離れていると、お互いに面白くないです。
シティリーグの予選ではプレイングで勝てるくらいの実力は身につけましょう。
さて、世界大会の権利を頂いたわけですが、非常に申し訳ないですが私は行かないことにしました。理由は金銭面での問題、スケジュール面での問題どちらもです。
世界権利を取れる可能性があることは分かっていたので多少は調べていましたが、数十万の資金を集めることはかなりきついなと考えました。親を頼って借金することが一番考えられる方法ですが、スケジュール面がどうにかなれば頼み込んだかもしれません。
スケジュール面について、そもそも有給は新卒なので無いです。加えて、実は単位を落として留年しており、会社にはアルバイトという形で半年雇ってもらっている状態です。これは全て自分が悪いのですが、、、、
現在新社会人と学生の二足の草鞋を履いている状態です。内定取り消しせずに採用して頂いたというのもありますし、夏に1週間会社を休む、、、というのは自分にはできませんでした。
どちらかの条件が整っていたら無理やりなんとかしたかもしれません。応援してくれた全ての方、練習付き合ってくれた方、自分のせいで負けてしまった方には本当に迷惑をかけます、ごめんなさい。
「一生に一度しか無いかもしれないチャンスだよ」と、世界大会経験者の友人からは強く勧められました。自分も行かないことで後悔するかもしれません。ですので、私は世界大会に行けるような金銭面、休暇面の条件が揃ってから、また挑戦しようと思います。必ずまた世界の権利を取れるよう、日々ポケモンカードと向き合っていきたいと思います。
長くなりましたがありがとうございました。
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