まつのメモ帳

ポケモンカードのデッキ構築、初心者向け記事、新弾評価などを書いていきます

シティリーグ備忘録(11/23in北九州)

  こんばんは、まつです。今回はシティリーグで使用したデッキの解説です。 

 

 

 11/23 シティリーグ in北九州

 

デッキ選択理由

 当日の2週間ほど前に行われたシティリーグできゅーぽけ員の1人がタチフサで結果を残し、今環境でも十分に戦えると判断したため。また自分自身タチフサを握っていた期間が長く、練度が他デッキに比べて圧倒的に高かったため。

 当日の1日2日前のシティでタチフサが最も苦手とするドガス入りダイナが入賞し始めたが、まだそこまで数はいないだろうというのと、いても避ければ良い、ドガスに寄せたダイナは三神に轢き殺されてくれという願いのもとタチフサを持っていった。

 「タチフサって三神と小ズガ以外にはどうやって勝つんや、、、」って未だに思ってる方はぜひ読んでいってください。

 

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デッキと各採用理由

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タチフサグマ 4-2-3

 メインアタッカー。4-1-3や4-2-4、4-1-4も考えたが回していく中でこれが一番使いやすいと考えたため4-2-3での採用。

ヤミラミV 2

 サブアタ。VMAX対面で必ず必要なのと対面によっては2体出すため2枚。鉱脈探しでギリ事故回避の札になる。

イベルタルGX 1

 デスカウントがあまりにも強いが試合中絶対に1回しか使わないため1枚。

クロバットV 1

 どうしてもドローしたい時のために1枚。単騎にする際には邪魔になるが、VMAXと殴り合う時は要求枚数がメイだけだと足らないことが多いため強引にドローしにいく。

ジラーチ 2

 デッキを回すために2投。序盤はカビゴンで盤面を作るが中盤以降のスタンプやマリィ後に出すのが強く、盤面に1枚は出しておきたいカードであり、サイド落ちが致命傷になるのと、スタートしても強く、序盤+後半で2枚使う可能性が高いため2枚。

ミュウ 1

 スピットシュート他ベンチ狙撃を防ぐため採用。他にもダイナ対面で最後の1枚をあらくれかんしゃくサイコパワーでジグザグ取って終わらせたり、他対面でも後1でたねをしばいたり動きがよくなかった時のダメカン調整など非常に優秀。

カビゴン 1

 マリィくいだめで相手を妨害しながら盤面形成するために採用。相手がサポ権にボスを使いにくくなる。カビゴンはメイへのトリガーであり、また壁としてもhp130あり優秀。

マリィ 4

 リソースが温存できるのとマリィくいだめが強いため4枚。

博士の研究 2

 最大枚数ドローできるのと三神対面ではたねポケモンを積極的にトラッシュに送ってクチートケアをするため0には出来ない。従来はシロナが入っていた枠だがクチートの台頭により研究の方が相性が良くなった印象。

ボスの指令 2

 ピンは怖いから2投。

メイ 2

 本当は3投したかったが初手に来ても解答札にならないのと、下記の理由でエリカのおもてなしになった。

エリカのおもてなし 1

 ムゲンダイナのマタドガスの処理がかなり厳しく、また直近のシティでもダイナが上位入賞しており普通のダイナも相当数いるだろうと考え、ダイナに強く出られるサポートを1枚増やした。環境次第では研究だったりシロナだったりメイだったりする枠。

 

クイックボール 4

 強いから4枚。このデッキではクイボが10ダメージになり、三神対面では貴重な手札切り手段にもなり抜く理由が無い。

ポケモン通信 3

 しんかのおこうと違って全てのポケモンに触れられるため厚めに採用。このデッキではプラン次第で使わないポケモンが多く存在し、また三神対面で手札からたねポケモンを無くす手段としても使える。

しんかのおこう 1

 進化ポケを持って来られて優秀だがジグザグマを持って来られるのと手札からたねポケを消すことが出来るポケ通の方が相性が良いため最低限メイで触れられる程度に採用。

回収ネット 4

 デッキコンセプトだから4枚。ジグザグを回収するだけで10ダメージ、タチフサ進化ネットジグザグ置きで40ダメージ入る。三神等たねポケ対面でタチフサ単騎にするために使う。抜く理由が無い。

ポケモンいれかえ 3

 ジラーチが2枚入っており入れ替えのバリューが高いため採用。4枚入れたいカードでもあるが、ハイド悪を2枚採用しているのと、そこまで願い星で回すデッキでもないため3枚で妥協。

ふしぎなアメ 3

 強いカードだが4枚は要らないから3枚。VMAX対面のサイドプランでは試合中に1~2回使えれば足りる。

ふつうのつりざお 1

 進化&非Vデッキでリソース切れが起こる事が多いため採用。山に戻したばかりのジグザグも即盤面に絡めるのが良い。

エネルギーつけかえ 1

 1枚入ってるだけでヤミラミVを走らせることができるため採用。お互いに理想ムーブをした際は必要のない札ではあるが、綺麗なサイドプランが通らないことも多く、その際に盤面にエネが貯まって非常に重要な札になる。

カウンターゲイン 1

 0エネのジグザグマからブロッキングを飛ばすために必ず必要なカード。抜く理由がなく、抜いただけで三神への勝ちパターンが1つ無くなる。

エスケープボード 1

 ジラーチが2枚あるのとライライ等麻痺への耐性が増すため採用。

トキワの森 2

 ジラーチからエネに触れるのと三神対面でたねポケモンを捨てられるため採用。

ハイド悪エネルギー 2

基本悪エネルギー 6

 エネの配分はかなり迷ったが、トキワ込みでエネに触れる札が10枚欲しいのと、トキワとメイの邪魔にならない程度にハイドを積みたく、回していく中で6-2が黄金比だと感じたためこの枚数の採用。ダイナのドリルがきついため8-0の選択肢もあるが、ドリルがぽんぽん飛んでくるダイナにはドガスが入っていると予測し、その対面は半分切っていたため、であれば初ターンのジグザグやイベに貼ると爆アドなハイドを採用しようと考えた。

 

 

採用しなかったカード

 

ターボパッチ

 ヤミラミを1ターンで起動する札としてつけかえと悩んだが、確率50%なのが弱いのと、いざヤミラミを動かす時にメイで持ってきたくなかったため不採用。もっと闇に寄せる構築であれば4枚入れる。

ツールスクラッパー

 相手の隠密やパラソルが辛すぎるが採用率はあまり高くないだろうという読みで不採用に。メイでイベ、エネ、ツルッパー持って来れるが隠密貼られた相手にはジグザグのダメカンも乗っていないことが多く要求はそこそこ高い。

リーリエのピッピ人形

 フィオネの出し先などで活躍するが、壁としてカビゴンが採用されているのと、フィオネがよく入っているガノン相手に役に立たないのと、ガノン以外のフィオネの採用率はそこまで高くないだろうという予想と、フィオネ対策なら隠密でも良いため抜いた。

隠密フード&ビッグパラソル

 それぞれ特定の対面に刺さるが、メイでこれらのカードを持ってきながら盤面を整えるのが難しかったのと、代わりに抜くカードがエスケープくらいしか存在しなかったため汎用性を考えてエスケープにした。

 キャプチャーエネ

 ヤミラミに貼れないのと、ゲインとの相性が悪いため採用しなかった。

 

 今のところこれ以外のカードを入れるなら既存のカードを厚く積んだ方が良いという考えです。

 

 

各対面の立ち回り

まず大前提として、全対面で後攻を取る。その理由はいくつかあり、

①たね主体かVMAXかなどデッキによって大きくプレイングが異なる故デッキタイプを見たい

②後1パラライズボルトで崩壊する

③サポが無いと任意のポケモンにエネを付けるのが難しい

④相手がたね1体で終わったら後1デスカウントでゲームを終わらせられる。苦手な非ポケモンVの進化デッキの場合はかんしゃくサイコパワーでマウントを取れる可能性もある

⑤そもそもこのデッキは先攻を取ったことで大きなアドバンテージがあるわけではないのに、最近は後1で動きたいムーブがあるデッキが非常に多く、後攻を渡したくない

唯1例外として、相手が後1オルジェネの確率が極めて低い若しくはない三神と分かっている時だけ先攻を取っても良いです。

 

また打点調整として 

デスカウント 1+3

マッドネイルの打点計算 10+70x(乗っているダメカンの数)

これらは常に意識しておきたい。デスカウントで倒すかもしれない相手に対してかんしゃくを2つ乗せるのは悪手にもなり得る。

 

三ザシ 6-4 ガルド入り 2-8

 何か+ジグザグ系2体の盤面を作って、何か取られた返しにメイからネットブロッキング決める。クチートケアを常にする。分かっている人だと最初のブロッキング直後のサイド6枚にスタンプクチートか三神倒して手札が増えた時にクチート打ってくる。トキワやクイックを利用してトラッシュするがうねり採用が多く落ちない時もあるため、1ターン目から意識してたねをどんどん切っていく。クチートで1枚は出ることを考慮してできればサイド0-2で単騎ブロッキングを仕掛ける。

 

ダイナ 6-4 ドガス入り2-8

 ダイナVMAXを2体取るのを目標にするためヤミラミにエネを貼る。できれば1エネヤミラミを2体作る。ドリルが入っているため基本エネから優先して貼る。ダイナ、イベでサイドをずらしてくるため最後の1枚はあらくれ+かんしゃく+サイコパワーでジグザグしばくのを視野に入れる。下手だったらミカルゲ出してくれる。入っているカード次第では非ポケモンVのたねで殴ってくるためブロッキングでダイナで殴らざるを得ない状況を作り出して誘き出す。

 ドガスが見えたらドガスに死ぬ気で2点乗せてヤミラミにエネを貼る。2点乗るとマッドネイルで飛ばせるため、ヤミラミを犠牲にしてでも倒す。無傷のドガスが出てきて進化された場合、つじぎりorサイコパワーで2点乗せてからマッドネイルで倒す。タチフサで殴っても2パンしかできず、入れ替えネットを使わないと返しの毒で落ちて盤面が崩壊するためできるだけヤミで倒すのが望ましい。これをドガスの特性ロック下で出来たらワンチャンある。

 

セキタン 5-5

 セキタンVMAXを2体取るのを目標にするためヤミラミにエネを貼る。ヤミラミVはディアンシー道場噴火弾を耐えるためサイドリードしない限りヤミラミが飛ばされるのはネギガナイトorセキタンの下技のみ。時間に余裕があるためヤミラミを2体作ってくいだめで盤面を作る。マオスイ噴火弾の後のマッドネイルで取れなかったら地獄だからタチフサに進化できるジグザグを複数体用意しておく。

 ネギから入ってきて闇を取られたらそれを闇で取ることでサイドが同数になり、また噴火弾で倒せなくなり闇がもう1回動ける可能性が高まる。ネギで1枚しか取られない場合が一番要求が多くなるが、ヤミで葱を取る→セキタン道場で取られる→イベで返す→裏のクロバットヤミラミをセキタンで返されるとなりここでコンボが埋まっていたら負け、埋まっていなければなんか取って勝ち。先殴りした方が不利になることが多い対面でありエネが溜まるまでセキタンが裏で待機することが多いため、ボスで石炭を倒せる盤面になったのであれば積極的に取りに行く。完全に膠着状態になりボスも引けない場合、次出てくるアタッカーに乗せるダメカンがあり、ヤミが2体準備出来ていれば前を倒しに行く。

 プテラが面倒だがプテラも1パンできる要素が無いため許容。メタモン♢をリソースを枯らしてまで取りに行く必要はない。石炭だけ長く書きましたが一番互いのプレイングの練度が出る対面です。

 

小ズガ フィオネ無し7-3 フィオネ入り 5-5

 ダブルブレイズがあるため単騎は目指さない。ウッウが入っているためミュウをベンチに置きブロッキングを言う。小ズガはタチフサ進化+ブロッキングで取れるためジグザグのダメカンを置く必要はない。もし相手がGX権を早めに切ってきたら単騎を目指しても良い。その場合はズガGXのさくれつバーナーをケアするためにボードを前に貼る&いれかえネットを手札に抱え込むとなお良い。

 

ピカゼク(雷) 4-6

 ガノンがきついがブロッキングが刺さるため死ぬ気で立てる。カビゴンを前に出す。立った後はタンデムショックで麻痺を狙って来るためボードはタチフサのために残す、いれかえも安易に切らない。タッグボルトのためにミュウをベンチに置く。最後はデスカウントで決められるのを忘れない。ガノンが入っているデッキは越えなければいけない壁が複数あり基本不利。

 

ルカメタ 7-3 ガルド入り 3-7

 フルメタルウォールでエネが剥がされるためそれをケアしつつ動く。ウォール言われなかったら打点が通り、ウォール言われたら単騎にして勝ち。ガルドが見えたら即座にイベヤミで取る手段に切り替える。

 

超MM 7-3 ベトン入り 4-6

 ペイルムーンでエネが剥がされるためそれをケアしつつ動く。GX切ったら単騎にする。アーゴヨンGXのベンチ狙撃のためにミュウをベンチに置く。ベトンが見えたらイベヤミプランに一気に切り替えるため、リソースは切りすぎないようにする。

 

レシリザ 7-3 フィオネ入り 5-5

 ダブルブレイズがあるため単騎にしないが、いつGXを切られても良いようにベンチは絞る。ブルー型の場合はとりあえずミュウ出さなくて良い。デデンネで回す型だとウッウが入ってる可能性がかなりあるからミュウを出す。GX切ったら単騎にする。一応ズガGXの混乱はケアする。

 

イオルブ 2-8

 ガノンがきつくタチフサを立てたところでイオルブに取られるからガン不利。どんな手を使ってでもパラライズボルトを解除させる。ガノンが見えたらとりあえず1点乗せてヤミラミにエネを貼り、イオルブの技を誘いつつガノン2パン体制に入る。2点以上乗せると無傷のガノンが出てきた時に無双されるためジグザグを多少は温存する。イオルブで殴ってきたらそのターン死ぬ気で回してイオルブを取って何とかする。

 

タチフサ 5-5

エネの付いたタチフサをブロッキング1回で取ることでエネテンポを取ることを中心に考える。70+90=160、かんしゃく+あらくれ2をタチフサ、若しくはエネのついったマッスグマに乗せることを目標とするのと、ボスマッスグマブロッキングがかなり強い手になるためとりあえずジグザグに1点置いていい。捲られたら最終的にはデスカウントを起動する。エネテンポを考える上で回収ネットとカウンターゲインが非常に重要な札になる。相手に美味しいネットの使われ方をしないようにタチフサ進化のタイミング、乗せ先は慎重に考えるのと、サイドを取れるからといって盤面で負けているのにサイドリードするとそのまま負けに繋がる。

 

 

 

 

当日のマッチ

 

1戦目 ムゲンダイナ 後◯ 6-5くらい

 先1お相手ミカルゲを出してくれる。後1研究から動くが前のジラーチがどかせずそのままミカルゲジラーチが取られ、マリィで手札事故。サイコパワーでミカルゲを倒し、後ろのジグザグが取られるがボスでダイナVMAXを縛りサイコパワーで打点調整。お相手が入れ替え手段に触れられなかったため猶予が生まれ、ヤミラミ2体準備からのこうみゃくさがしで研究を戻し、そこから殴り合いに勝って勝ち。

 

2戦目 ジュナイパー 後◯ 1-0

 先1でジラーチモクローしか出なかったためかんしゃくヘッドサイコパワーでモクローを落とそうとするが入れ替え手段引けず。先2でジュナが立つがお相手デスカウントケアをせずそのままメイからデスカウント揃えて勝ち。

 

3戦目 タチフサグマ 後◯ 4-2くらい(投了)

 タチフサに70乗せてブロッキングで1パンすることでエネ有利を取ることを意識。順調にマッスグマが立ち相手がエネとダメカンのついたタチフサを回収した辺りで盤面優位が取れ、最後は相手がデスカウントの要求が揃わず。試合が完全に決まったわけでは無かったですが、時間的には投了を貰わないと両負けでした。

 

4戦目 イオルブガノン後× 0-4(投了)

 ガノンロックから4~5ターン何も引けず、マッスグマが立った瞬間にボスで取られて投了。この対面の練習は不足していたという反省点。

 

5戦目 三神ザシアン 後◯  3-5(投了)

 先2でオルジェネ。こちらは手札が大事故を起こし仕方なくクロバットを出し、そのまま前に献上。次のターンのクロバットデデンネでボスが引かれず、クロバットを取ってくれたため、ブロッキングからのボスの指令で後ろのマッスグマ取られ、からのネットでタチフサ単騎からのブロッキングで勝ち。相手がクチートを早めに切ってくれていたのが助かりました。

 

4位で決勝T

 

準々決勝 レシリザ 先◯ 6-2くらい

 相手が早々にダブルブレイズを切ってくれたがこちら後続が続かず、マッスグマが1体後ろに隠れただけのターンがあったがそのターンボスが言われずそのまま単騎にして勝ち。

 

準決勝 小ズガ 後× 5-6

 先1で小ズガしか出なかったため後1デスカウントを狙うが1枚足りず。そのままひのたまサーカスとブロッキングの殴り合いを2回程度した後、フィオネを上手く使われながら避けられ、レシリザのダブルブレイズを裏に待機して立ち回られて負け。ボスを序盤に切ってオドリドリを呼び出せなかったのと1ターン目に出たイベルタルが敗因に繋がった。

 

 

 

 何個もミスをかましましたが結果的にベスト4というかなり良い結果になって非常に嬉しいです。B落ちでコンセプトが崩壊するほか、環境的に向かい風しか吹いてなく、また各デッキに1枚対策札があるだけでかなり険しくなるデッキですが、海外でタチフサジュナイパーなどがいたりもするのでタチフサ自体は案外息の長いカードなのかもしれません。

 練習に付き合ってくれたきゅーぽけポケカ部をはじめその他全員に感謝しかありません。CSP的には今回の50pと謎30点が入って、今後の結果次第ではワンチャンある感じになっているため今シーズンは頑張って走ろうと思います。

 

 

 新弾評価も細く長く続けてますのでそちらの方もお願いします👐